東京電力柏崎刈羽原発 未申請工具持ち込み

東京電力は12月8日、柏崎刈羽原発で8月に、核物質防護上の必要な手続きを取っていない工具が原発構内に持ち込まれたと発表しました。

協力企業の作業員が手続きをしなかった上、荷物検査をした警備員も見落としたとのことで、社内、社外の関連部署のノンコントロールがまた露呈した形となりました。

また、8月に発生した問題について12月に発表というのも国民を馬鹿にしているとしか思えません。

停止原発の再稼働、原発運転期間の延長もそのような管理体制では国民の理解を得られないでしょう。

前回のIDカードの不正使用も含め、一般企業では当たり前にやっていることが出来てないのですから、いくら改善したという報告があっても、それ以外の問題が埋もれているのは十分に推測できます。

原発の安全性に疑問が投げかけられている現在、管理体制は120%確実なものでなければ国民の了解は得られないものと思います。