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恋はデジャ・ブ

久しぶりに映画「恋はデジャ・ブ」を観ました。

1993年アメリカ映画 監督ハロルド・ライミス 主演ビル・マーレイ、アンディ・マクダウェル 気難しい自己中心的な主人公のTVキャスターが取材に出かけた町の中で、同じ日を繰り返し体験していく中で人間としての優しさを身に着け、愛する女性の心も射止めるというループもののラブコメディです。

最初のうちは、下心丸出しで、ループを利用しますが、そのループから抜け出せないことを悟ってからは、繰り返される1日を有効に利用し、人々の心をつかんでいく様子を同じカットの繰り返しの中で、実に旨く描いています。無駄のない、優れた脚本と演出、演技、カメラが一体となって出来上がった傑作です。

タイムトラベル物のベストが「バック・トゥー・ザ・フューチャー」だとするとタイムループ物のベストはこの作品だと思います。

タイムループ物というと、2014年 トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」がありますが、ヒロインの名前がリタというところも、原作の漫画は「恋はデジャ・ブ」の影響を受けたのかも知れませんね。

どちらも実に面白いので、2本を見比べて観ると良いですよ。

もう一つ別の観点で似ている映画として、同じビル・マーレイ主演で、気難しい金の亡者が過去・現在・未来のゴーストに連れて行かれた経験から人間性を取り戻すというチャールズ・デイケンズの「クリスマス・キャロル」を基に製作された1988年の「3人のゴースト」もなかなか良く出来ていて面白いです。