カルテット 最終章・前半

TBSテレビドラマ「カルテット」が本日(2017年3月14日)最終章・前半を迎えます。

松たか子さん、満島ひかりさん、高橋一生さん、松田龍平さん 出演の恋愛コメディですが、俳優の瑛太さんが気にって出演したいと話題になったり、死んでいたと思っていた松さん演じる巻 真紀の夫を宮藤官九郎さんが演じたり、おしゃれな言葉遊びがちりばめられて、視聴率こそ10%前後ですが、ドラマ通の間では、絶賛を受けています。

エンディングも出演の4人がDoughnuts Holeとして、 椎名林檎さんが作詞作曲の「 おとなの掟」をおしゃれな映像と共に歌っており、つい最後まで見てしまいます。

いい曲ですので、是非聴いて見て下さい。

前回は、松さん演じる巻 真紀が全くの別人であったというエンディングでしたので、本日の最終章・前半はその謎解きと居場所のなくなる4人の今後について描かれ、来週の最終回に繋がりますので、見どころ満載です。





恋はデジャ・ブ

久しぶりに映画「恋はデジャ・ブ」を観ました。

1993年アメリカ映画 監督ハロルド・ライミス 主演ビル・マーレイ、アンディ・マクダウェル 気難しい自己中心的な主人公のTVキャスターが取材に出かけた町の中で、同じ日を繰り返し体験していく中で人間としての優しさを身に着け、愛する女性の心も射止めるというループもののラブコメディです。

最初のうちは、下心丸出しで、ループを利用しますが、そのループから抜け出せないことを悟ってからは、繰り返される1日を有効に利用し、人々の心をつかんでいく様子を同じカットの繰り返しの中で、実に旨く描いています。無駄のない、優れた脚本と演出、演技、カメラが一体となって出来上がった傑作です。

タイムトラベル物のベストが「バック・トゥー・ザ・フューチャー」だとするとタイムループ物のベストはこの作品だと思います。

タイムループ物というと、2014年 トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」がありますが、ヒロインの名前がリタというところも、原作の漫画は「恋はデジャ・ブ」の影響を受けたのかも知れませんね。

どちらも実に面白いので、2本を見比べて観ると良いですよ。

もう一つ別の観点で似ている映画として、同じビル・マーレイ主演で、気難しい金の亡者が過去・現在・未来のゴーストに連れて行かれた経験から人間性を取り戻すというチャールズ・デイケンズの「クリスマス・キャロル」を基に製作された1988年の「3人のゴースト」もなかなか良く出来ていて面白いです。


東京電力福島第1原発事故の避難者へのいじめについて

東京電力福島第1原発事故の避難者へのいじめや差別を身近に感じたことがある割合が、福島県では64.3%に達したとのことです。

主に学校でのいじめが問題になっておりますが、2017年3月10日朝のNHKニュース深読みを見ていたところ、他県に避難し働いている方々に、被災者には補償金、賠償金が出ているのだから手当は付けないと言われたり、補償金、賠償金に対する妬みがあるとのお話が出ていました。

他県に避難して、ただでさえ不安で心細い思いをしている人々にどうしてそういった心無い対応が出来るのか理解に苦しみます。

仮に多額の補償金、賠償金が出ていたとしても、新しい土地で暮らすにはとても足りないでしょうし、お金では解消出来ない問題が沢山あるでしょう。

子供のいじめに対しては、学校での教育の問題もあるでしょうが、そういった心無い大人達が家庭内で子供達の前で話している内容に少なからず影響を受けているのではないかと思わずにはいられません。

自分があるいは自分の親族が避難する立場だったらどうなのかという、当事者意識を持って、避難者には接することが大切だと思います。

「森友学園」籠池泰典理事長の会見

2017年3月10日夕方に「森友学園」籠池泰典理事長の記者会見が行われました。

私の頭が悪いせいか、内容が理解できませんでした。

小学校の設置認可申請を取り下げたのは、まわりが騒ぎ過ぎたためで、自分達には問題がないという認識を持っているようでした。

小学校の建物の建設の契約書の金額が提出先毎に23億8000万円、7億5000万円、15億5000万円と異なっている理由の説明もなく、理事長を辞任した後も森友学園の経営には携わっていくようですが、それで責任を取ったことになるのかということです。

国から噓の金額の申請で補助金を受け取ったとすると、詐欺事件ですよね。

疑義の生ずるような書類で申請しているわけですから、取り下げるまでもなく、認可されなかったでしょうね。

今回の会見は自分の言いたいことを投げつけるだけで、皆の知りたいことには答えてないという状況で非常に不満足なものでした。

「MIX」に上杉達也登場

「MIX」に上杉達也登場と言っても、大人になった上杉達也が登場するわけではありません。
ちょっと残念。

1981~86年に週刊少年サンデーで連載された、あだち充先生の超名作漫画「タッチ」の中で描かれることのなかった、主人公 上杉達也の甲子園決勝での快投という幻のシーンが、ゲッサンに連載中の同作の約30年後を舞台にしたマンガ「MIX」にて描かれたということです。(ゲッサン2017年4月号)

本日3月11日発売の「ゲッサン」4月号に掲載された第59話「似てると思わないか?」では、立花兄弟の弟、投馬が「明青学園優勝決定試合」のビデオテープを再生し、圧巻の投球を見ているシーンが描かれています。

兄弟の父親がビデオを見ている時にテープが切れて大騒ぎしているが、妹の音美が既にDVDにダビングしてあったというお決まりの落ちがありますが、マンガの最後のページには「目に焼き付いている。上杉達也の伝説の投球・・・」と煽り文句が書かれています。

あだち充先生の漫画を読んでいて感じるのは、ストーリー、キャラクター、デッサン力が優れているのは勿論なのですが、最近の漫画の様にやたらに描き込みをせず、すっきりと仕上げていることが今だに人気を保っている秘密だと感じます。引き算の達人といったところでしょうか。