水木しげるさんと布枝さんご夫婦のインタビューを中心に、ゲゲゲの女房の背景に迫ったものでした。
苛烈（かれつ）な戦争体験、戦後の極貧にも屈せず、独自の世界を築いてきた漫画家・水木しげるさん。そんな水木の「人間的な大きさとたくましさ」にひかれ、困窮の時代を持ち前の明るさでともに乗り越えてきた妻の布枝さん。そこには「ともに生きること」の喜びを分かち合う確かな夫婦の姿がありました。子どものときから水木漫画のファンだった作家・戸井十月が２年に及ぶ取材とインタビューで浮き彫りにするファンタスティックな夫婦愛の物語です。
ゲゲゲの女房でも描かれている水木しげる像ですが、人を食った、ひょうひょうとした人格はドラマ以上のものを感じました。
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