伊達直人

正月明けから、全国に善意の輪が広がっています。

最初に伊達直人を名乗る善意の男性がランドセルの寄付をしたのを

きっかけに、全国で伊達直人あるいはその他の名前で寄付する人が

どんどん出てきています。

殺伐とした日本の社会において、本当に久しぶりの日本人の心も

捨てたもんじゃないと清々しく感じるエピソードです。

伊達直人は梶原一騎原作、辻なおき作画のプロレス漫画『タイガーマスク』

の主人公の名前です。


















味いちもんめ

テレビ朝日新春ドラマスペシャル『味いちもんめ』を観ました。

15年前に放送されたテレビドラマのスペシャル版ですが、同じ出演者

の過去の場面もからめながら成長した姿が描かれており、楽しめました。

主人公が倒産することの決まった京都の料亭で出す料理の最後の

メニューのお菓子がゴマを使った炭火を模したものでした。

これを見た時、今日から始まるNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』

の江が最後に嫁ぐ徳川秀忠が大奥の女中のお静に生ませた

会津の名君であり、徳川家光、家綱の補佐役 保科正之の

炭火に希望を見出したエピソードを思い出した人も多いのではないでしょうか。












お気に入り

2008年の暮れに購入し、通勤時にずっと使い続けているショルダーバッグが

あります。

メーカーはスイスのヴィクトリノックス社で素材は防弾チョッキなどに使用する

ものを使っておりますが、黒をベースにしたデザインにも関わらず、ちょっとした

ところに赤をアクセントとして使い、おしゃれなものです。



デザインと機能性はいうまでもないのですが、これまで使用したどんなバッグよりも

素晴らしいと感じたのは、アフターサービスです。

1年半くらい使ったときにショルダーストラップの金具が壊れ保証書をみたところ

通常の使用の場合、製品の耐用期間中は無償で修理または、交換となっている

ではありませんか。

早速、取り扱い元のビクトリノックス・ジャパンに連絡し、ストラップを送ったところ

修理できる状態ではないので、新品のストラップを送るとのことで、幾日もしない

うちに届けられ、今も使用し続けています。

大概、保証期間は1年であったり、保証期間を過ぎている場合、法外な修理代を

提示されて、買い換えたほうが良いという場合が多いのですが、この会社の対応は

お気に入りのバッグだっただけにとてもうれしかったです。

日本のメーカーもこういったアフターサービスを見習って欲しいものです。










赤い指

大好きな、阿部 寛さんの『新参者』の続編を

TBSが、2011/1/3(月)21時から、東野圭吾ミステリー 新春ドラマ特別企画

「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」と題して放送します。

【スタッフ】
脚本・櫻井武晴、牧野圭祐
演出・土井裕泰
企画・那須田淳
プロデューサー・伊與田英徳
製作・著作・TBS

【キャスト】
加賀恭一郎・阿部 寛・・・練馬西署刑事
青山亜美・黒木メイサ・・・新人事件記者
松宮脩平・溝端淳平・・・本庁捜査一課刑事
小林主任・松重豊・・・本庁捜査一課刑事

加賀隆正・山﨑努・・・恭一郎の父、脩平の伯父
金森登紀子・田中麗奈・・・隆正の担当看護師

前原昭夫・杉本哲太・・・会社員
前原八重子・西田尚美・・・昭夫の妻、パートタイマー
前原直巳・泉澤祐希・・・昭夫と八重子の息子、中学3年生
前原政恵・佐々木すみ江・・・昭夫の母
田島春美・富田靖子・・・昭夫の妹

春日井優菜・石井香帆・・・事件の被害者
春日井忠彦・滝藤賢一・・・優菜の父
春日井奈津子・飯沼千恵子・・・優菜の母


【ドラマのあらすじ】

これは、加賀恭一郎が人形町に赴任する、約2年前のお話。

闘病生活を送る加賀恭一郎の父・加賀隆正の元へ、松宮脩平が見舞いに

訪れていた。

捜査一課に配属になったばかりの甥から、近況を聞き出す隆正。

そんな隆正の束の間の楽しみと言えば、担当看護師・登紀子との将棋であった。

松宮が足繁く病院に通う一方で、実の息子である恭一郎は、一向に隆正を見舞

おうとはしない。

そんな従兄弟の姿に、松宮は不信感を覚えていた。

とある日の夜のこと。

仕事中のサラリーマン・前原昭夫は、今日も自宅に帰るのを躊躇っていた。

家に帰れば痴呆症の母親・政恵と、何時からか口も

聞かなくなってしまった家族がいる。

そんな事実が、昭夫の心に重くのしかかっていた。

と、そこへ、普段なら電話を掛けて来る筈もない妻・八重子からの着信が。

電話に出ると、八重子は何時になく取り乱しており、「とにかく帰ってきて欲しい」と

言う。

嫌な予感を胸に抱きながら、自宅へ戻った昭夫が庭で目にしたものとは――見知

らぬ少女の遺体だった。

状況を掴めぬまま八重子を問い詰めると、どうやら少女の死に息子・直巳が関わっ

ていると言う。

この事件を担当することになった加賀と松宮は、コンビを組むことに。

八重子に背中を押され、家族を守るために昭夫がとった行動とは。

『家族』とは何なのか。

平凡な家庭に起こった悲劇を通じてみえてくるものとは。

事件の謎の解明と恭一郎が父親と距離をおく理由が明かされる終盤は秀逸。




2010年最終日 龍馬、竜馬、龍馬

つい、先日年を明けたと思っていた2010年が終わります。

私は12月29日から休暇に入りましたが、暇にあかせて、坂本龍馬三昧でした。

一つ目は1989年 TBS 脚本:中島貞夫 真田広之主演の『坂本龍馬』、

二つ目は1982年 東京12チャンネル 脚本:下飯阪菊馬、沢島正継、岡本育子、武末勝 

萬屋錦之介主演の『竜馬がゆく』、

三つ目は2010年 NHK 脚本:福田靖(作) 福山雅治主演の『龍馬伝』

です。

それぞれ、俳優の技量や脚本家の認識の違い、放送時間の差が出ており面白かったです。

まず、主演に関しては、若々しく動きの良い真田広之、大らかさと日本の将来を真剣に考える

流石の演技を見せた萬屋錦之介、かっこよすぎるくらいかっこいい福山雅治といったところ

でしょうか。

好みにもよるでしょうが、年齢的には真田広之が一番近かったと思いますが、昔の30代は

今よりずっと大人だったでしょうから、萬屋錦之介くらいがあっているのかなという感じでした。

私のイメージと一番合ってるなと感じたのは、萬屋錦之介で、飄々とした感じ、コミカルな感じ、

命がけの真剣さ、天然ぽさ等々演じ分ける様は、圧巻です。

どれも、描かれるエピソードは同じようでしたが、各人、各藩の繋がりや立場。主義主張がわか

りやすいと感じたのは萬屋錦之介版でした。

司馬遼太郎の原作のよさもあるのかもしれませんが、真田広之版や福山雅治版では気付か

なかったところに気付かせてくれる部分がありました。