赤い指

大好きな、阿部 寛さんの『新参者』の続編を

TBSが、2011/1/3(月)21時から、東野圭吾ミステリー 新春ドラマ特別企画

「赤い指~『新参者』加賀恭一郎再び!」と題して放送します。

【スタッフ】
脚本・櫻井武晴、牧野圭祐
演出・土井裕泰
企画・那須田淳
プロデューサー・伊與田英徳
製作・著作・TBS

【キャスト】
加賀恭一郎・阿部 寛・・・練馬西署刑事
青山亜美・黒木メイサ・・・新人事件記者
松宮脩平・溝端淳平・・・本庁捜査一課刑事
小林主任・松重豊・・・本庁捜査一課刑事

加賀隆正・山﨑努・・・恭一郎の父、脩平の伯父
金森登紀子・田中麗奈・・・隆正の担当看護師

前原昭夫・杉本哲太・・・会社員
前原八重子・西田尚美・・・昭夫の妻、パートタイマー
前原直巳・泉澤祐希・・・昭夫と八重子の息子、中学3年生
前原政恵・佐々木すみ江・・・昭夫の母
田島春美・富田靖子・・・昭夫の妹

春日井優菜・石井香帆・・・事件の被害者
春日井忠彦・滝藤賢一・・・優菜の父
春日井奈津子・飯沼千恵子・・・優菜の母


【ドラマのあらすじ】

これは、加賀恭一郎が人形町に赴任する、約2年前のお話。

闘病生活を送る加賀恭一郎の父・加賀隆正の元へ、松宮脩平が見舞いに

訪れていた。

捜査一課に配属になったばかりの甥から、近況を聞き出す隆正。

そんな隆正の束の間の楽しみと言えば、担当看護師・登紀子との将棋であった。

松宮が足繁く病院に通う一方で、実の息子である恭一郎は、一向に隆正を見舞

おうとはしない。

そんな従兄弟の姿に、松宮は不信感を覚えていた。

とある日の夜のこと。

仕事中のサラリーマン・前原昭夫は、今日も自宅に帰るのを躊躇っていた。

家に帰れば痴呆症の母親・政恵と、何時からか口も

聞かなくなってしまった家族がいる。

そんな事実が、昭夫の心に重くのしかかっていた。

と、そこへ、普段なら電話を掛けて来る筈もない妻・八重子からの着信が。

電話に出ると、八重子は何時になく取り乱しており、「とにかく帰ってきて欲しい」と

言う。

嫌な予感を胸に抱きながら、自宅へ戻った昭夫が庭で目にしたものとは――見知

らぬ少女の遺体だった。

状況を掴めぬまま八重子を問い詰めると、どうやら少女の死に息子・直巳が関わっ

ていると言う。

この事件を担当することになった加賀と松宮は、コンビを組むことに。

八重子に背中を押され、家族を守るために昭夫がとった行動とは。

『家族』とは何なのか。

平凡な家庭に起こった悲劇を通じてみえてくるものとは。

事件の謎の解明と恭一郎が父親と距離をおく理由が明かされる終盤は秀逸。





2010年最終日 龍馬、竜馬、龍馬

つい、先日年を明けたと思っていた2010年が終わります。

私は12月29日から休暇に入りましたが、暇にあかせて、坂本龍馬三昧でした。

一つ目は1989年 TBS 脚本:中島貞夫 真田広之主演の『坂本龍馬』、

二つ目は1982年 東京12チャンネル 脚本:下飯阪菊馬、沢島正継、岡本育子、武末勝 

萬屋錦之介主演の『竜馬がゆく』、

三つ目は2010年 NHK 脚本:福田靖(作) 福山雅治主演の『龍馬伝』

です。

それぞれ、俳優の技量や脚本家の認識の違い、放送時間の差が出ており面白かったです。

まず、主演に関しては、若々しく動きの良い真田広之、大らかさと日本の将来を真剣に考える

流石の演技を見せた萬屋錦之介、かっこよすぎるくらいかっこいい福山雅治といったところ

でしょうか。

好みにもよるでしょうが、年齢的には真田広之が一番近かったと思いますが、昔の30代は

今よりずっと大人だったでしょうから、萬屋錦之介くらいがあっているのかなという感じでした。

私のイメージと一番合ってるなと感じたのは、萬屋錦之介で、飄々とした感じ、コミカルな感じ、

命がけの真剣さ、天然ぽさ等々演じ分ける様は、圧巻です。

どれも、描かれるエピソードは同じようでしたが、各人、各藩の繋がりや立場。主義主張がわか

りやすいと感じたのは萬屋錦之介版でした。

司馬遼太郎の原作のよさもあるのかもしれませんが、真田広之版や福山雅治版では気付か

なかったところに気付かせてくれる部分がありました。


てっぱん 12月28日放送

NHK朝のドラマ『てっぱん』(12月28日放送)を観ておりましたら、

映画『転校生』と同じ構図が出てきて、思わずにんまりしてしまいました。

同じお寺の階段と門だと思うのですが。

これは、偶然?意識的?

映画『転校生』ファンのオヤジとしては後者を取りたいですね。

尾美としのりさんも本当にいい住職役やってますしね。

『さびしんぼ』の主人公がそのまま大人になった感じで、今にも

ピアノで『別れの曲』を弾きそうです。(それも期待してます。)

太陽光照明

省エネ分野の開発が世界的な関心事となっている今、注目されているのは

ZEB(ゼロエネルギービル)構想。

ゼロエネルギーとは、石炭や石油といった1次エネルギーを一切使用しない

という考え方です。

その実現のために、太陽光発電や廃熱利用空調とともに、注目されているの

が太陽光照明(光ダクト)です。

そして、その研究に取り組み、第一人者となっているのが新井秀雄さん。

新井さんは慶應義塾大学経済学部卒業後に父の経営する非鉄金属の卸業

の会社に入社します。

1983年、今から27年前に社長就任した新井さんでしたが、バブル崩壊の煽り

を受け会社の業績は下降線を辿っていました。

そんな中、周囲の反対を押し切って、環境技術に着目し、当時誰も成功した例

がなかった『光ダクトシステム』の開発に乗り出したのです。

しかもその時、新井さんは光学に関しては全くの無知という状態。

そこで、新井さんは独学で専門書を片手に作り上げ、開発に成功したのです。

そんな新井さん、目下の目標は、この光ダクトをコンビニエンスストアの照明に

利用出来ないかと更なる開発に力を注いでいます。

(株)マテリアルハウス http://www.materialhouse.jp/index.html



光ダクトは自然の光を鏡のダクトに閉じ込めて運び、 室内や地下空間などの


照明用光源として使う技術です。


原理は簡単ですが、例えばガラスの鏡では光が5回反射を繰り明るさが


1/2以下になってしまうなど、実用に耐える性能を実現するにはかなり高度


な予測と設計技術が必要になります。


自社開発のコンピュータシミュレータは多くの実験と実際の工事のデータによ


る補正を繰り返し、高い精度で装置の出力性能を予測することができます。

諫早湾

諫早湾(いさはやわん)は、有明海の中央部西岸からさらに南西側に入りこんだ湾を指す

呼称です。泉水海とも呼ばれます。


遠浅の干潟を利用して、古くより干拓が行われてきましたが、1989年より着工した国営

諫早湾干拓事業が、有明海全体を含んだ環境保全上の争点となっています。

湾奥部の潮間帯には泥干潟が広がり、泥質部を好むシチメンソウ(ミルマツナ)、ウミマ

イマイ、ハイガイ、タイラギ、カキ、アゲマキ、ハラグクレチゴガニ、アリアケガニ、シオマネ

キ、ムツゴロウなどの生物が生息していました。


1989年からは国営諫早湾干拓事業が開始され、1997年には諫早市と雲仙市に跨る

約35km²の海域が締め切られました。

それにより、かつては「宝の海」と言われた有明海に海底への泥の沈殿、水質汚染が生じ

て有明海全体が死の海と化し、二枚貝タイラギが死滅、奇形魚の増加、海苔の色落ちな

ど重大な漁業被害が発生したとして、自然保護団体のみならず、沿岸の各漁業協同組合

の猛反対にあっています。

締め切られた堤防内は干潟の乾燥化と調整池内の淡水化が進み、干潟の生物が徐々に

死滅した一方、二枚貝の一種であるヒラタヌマコダキガイが激増するなどの変化が見られ

ました。

水質も汚染が進み周辺では悪臭を感じることもあり、その汚水が排出されることによって

有明海全体が汚染されようとしている、という指摘もあります。

また、工事に使用する海砂を有明海中央部海底より採取しましたが、締め切り直後の

1997年にはその有明海中央部で貧酸素水塊が発生したことが報告されています。

潮受け堤防の締め切りから約10年後の2007年11月20日に完工式が行われ、

翌12月22日午後5時、潮受け堤防の上に全長8.5kmの諫早湾干拓堤防道路が開通しま

した。

2008年6月27日、佐賀地方裁判所は干拓事業と漁業被害と関連を問う裁判で漁業被害と

の関連を一部認め、潮受け堤防排水門について5年間の開放を行うよう命じる判決を言い

渡しました。公共事業に対しノーを突きつけたものだった。

これに対して国側は控訴し、未だ水門は開門されていないが、赤松広隆農相は、潮受け

堤防排水門の開門調査に向けた環境アセスメントの結果を待たずに、開門する可能性に

ついて「あり得る」と述べています。

2010年12月6日、福岡高等裁判所は佐賀地裁の一審判決を支持し、「5年間の潮受け堤

防排水門開放」を国側に命じる判決を下しました。

2010年12月15日、菅直人内閣総理大臣は、福岡高等裁判所の判決について上告を断念

すると表明しました。

国営諫早湾干拓事業(長崎県)の排水門開門訴訟を巡り、開門調査に反対する中村法道

知事ら県関係者は20日夕、「上告断念」を表明した菅直人首相と官邸で面会し、上告する

よう直接要請しました。

上告期限直前の面会でしたたが、菅首相は「私の決断で上告しないと決めた」と、再考の

意思がないことを伝え、5年間の開門を国に命じた福岡高裁判決が21日午前0時に確定

しました。