『オーランチキトリウム』 日本を産油国にする可能性を秘めた藻の一種。
筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。
海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類
に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採りました。
これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生
産能力を持つことが分かったのです。
研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば
面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せるとのこと。
「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、
日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としています。
渡邉教授は「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に
1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」と話しています。
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