TBS「夢の扉」-りぐぱる

TBS「夢の扉」で古紙から新しい素材を作り出した国立三重大学で生物資源学部の
教授を務める船岡正光先生が紹介されました。

先生は樹木についての研究を長年続けています。
そんな先生は世界で初めての画期的な新素材を開発しました。

それは古紙を原料にしてプラスチックと木材の両方の特徴を併せ持つ「りぐぱる」
の開発に成功したのです。  

この「りぐぱる」を先生は将来、石油製品に変わる存在にするべく活動を始めてい
ます。

開発に19年もかかったとのお話で、なんとも頭の下がる思いです。

これが実用化すれば、収集された古紙を再利用することが出来、石油や木材の代わ
りとなると共に、「りぐぱる」で作られた製品も、壊れたものは再利用可能とい
う、まさに環境にやさしい素材といえます。


古紙を溶かし固めるのに使用されるリグニンは木材中の20%–30%を占めており、高等
植物では生育に伴い、道管・仮道管・繊維などの組織でリグニンが生産される。
生産されたリグニンはヘミセルロースと同じくセルロースミクロフィブリルに付着していく。
まず細胞間層で堆積が始まり、徐々に一次壁、二次壁へと沈着する。
同時にヘミセルロースも堆積し、木化してゆく。構造はランダムでアモルファスである。
木部の組織はリグニン構造だけ残存して殆どの細胞は死細胞となり、通導・樹体支持
を担う。腐朽・食害への抵抗性を有する。


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