運転免許証返納①

78歳になる父が運転免許証返納の手続きをしてきました。

私が住んでいる地域では、今年の1月から、高齢ドライバーによる交通事故防止を目指して、市内に住む65歳以上で免許証を返納した高齢者にバスカード、タクシー券、現金の中から希望するものを1万円分支給することになりました。


確かに、高齢ドライバーの運転はヒヤッとさせられることも多いので、自分で自信のなくなったお年寄りが、返納するのは良い制度だと思います。


しかし、手続きをしてきた父の話を聞いて、公務員はいったい何をしているのだという腹立たしい気持ちになりました。


返納を希望する場合、市役所に行って書類を作成してもらい、それを持って最寄の警察署の交通課に行き、そこで手続きをした後、給付手続きのためにまた市役所に行かなければならなかったとのことでした。
更に、後日バスカード等の給付の準備が出来たら、連絡をするので、取りに来るように言われたとのこと。また現金を希望する場合には5千円ずつ2回に分けて給付とのことで2回取りに行かなければならないとのことでした。


このITの普及した時代に、なぜ連携が出来ないのでしょうか、運転免許証を返納しているわけですから自家用車で行くわけにもいかず、行き来するお年寄りに非常に負担を強いる仕組みになっています。


手続きも1箇所で、給付手段も手渡しと書留くらいから選べるようにする等の心遣いが欲しいと思います。


今のままの制度であれば、交通事故件数を減らす自分達の都合優先のお年寄りをないがしろにしたあるいは、バカにしたものであると言わざるをえません。

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