アスクル倉庫火災 鎮火のめど立たず、配送への影響は

オフィス用品の通販大手「アスクル」の埼玉県三芳町にある物流倉庫で2017年2月16日に発生した火災は、出火から4日がたちましたが、まだ、鎮火のめどはたっていないということです。 配送への影響は、主力のオフィス向けの通販サービスについては、全国のほかの物流センターから配送するようにしていますが、埼玉県、山梨県、長野県、群馬県、栃木県の5つの県では、商品の配達が通常より1日多くかかっているということです。 また個人向けに日用品などを販売するインターネット通販「LOHACO」では、一時東海から関東、北海道に至る広い範囲で商品の注文の受付や出荷を停止しましたが、現在は、横浜市にある物流センターが、代替する形で出荷を再開していますが、通常よりも注文可能な商品の数が少なく、配達も1日から2日多くかかっているということです。
消防によりますと、19日午前0時すぎには、倉庫の3階の南東側で2回にわたって爆発が起きたそうですが、原因は、大量に保管されていた化粧に使うスプレー缶などに引火したためではないかと見られています。 倉庫は3階建てで、のべ床面積はおよそ72,000平方メートルあり、これまでに全体のおよそ60%に当たる45,000平方メートルが焼けたということですが、これは焼失面積は東京ドームとほぼ同じ広さに当たるとのことです。 消火活動が長引いている理由として、消防によると、建物に窓がほとんどなく、放水が難しいことと、19日未明に内部で爆発が起きて建物が倒壊するおそれがあるためだとしています。 アスクルには、全国に7か所の物流センターがあり、火災が起きた埼玉県三芳町にある物流センターは、オフィス向けと個人向けの双方、およそ7万種類の商品を扱うこの会社で最大の物流拠点です。

0 件のコメント:

コメントを投稿