「放射線量上昇」誤報を東電が火消しに躍起

東京電力福島第1原発2号機で2017年2月16日まで行われた格納容器内調査では、毎時500シーベルトを超える高い放射線量が推計される場所が相次いで見つかりました。 人が近づけば数十秒で死亡するという極めて高い値で、ニュースは海外にも配信されましたが、一部メディアが誤った形で伝えるなど、衝撃的な数値が独り歩きし始めており、東電などは火消しに追われています。
「改めて申し上げますが、もともと燃料が持っている線量は数万シーベルトある。いまはそれを閉じ込めている状況で、530シーベルトや650シーベルトというのは、格納容器の中で確認したもの。新たに発生したわけではなく、外部に影響があるわけでもない」と東電の岡村祐一原子力・立地本部長代理が2月9日の定例会見でこう訴えています。 きっかけは東電が2月2日と9日に発表した放射線量について、格納容器内調査で撮影した画像のノイズを東電が解析したところ、毎時530シーベルトと毎時650シーベルトが推計され、これまで福島第1原発で確認されている最大値が毎時73シーベルトだったことを考えると、桁違いの値で、記者会見でも驚きの声が上がったのです。 東電の隠蔽体質と説明不足のせいで間違った情報が独り歩きして拡散してしまった訳ですが、なぜ説明の最初に「放射線量上昇」ではないと一言付け加えなかったのでしょうか。 東電のホームページでも、事後処理で忙しい為なのか、電力福島第1原発についての情報があまり更新されてない状況です。 もっと、一般の人にも分かりやすい内容で、タイムリーに情報を提供していけば、国民からの信頼も得られると思うのは私だけでしょうか。

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